「城壁の再建」ネヘミヤ2

人生は自分の思い通りにはならないことが多いです。ある小男が悲しそうに椅子に腰かけビールを飲もうとすると、大男が来て、冗談で、小男のビールを横取りして、全部飲んでしましました。そこで、小男は泣き始めてて言いました。「今日は私の人生で、最悪な日でした。仕事に遅れたら、社長は激怒して私を首にしました。それで家に帰ろうとしたら、私の車は盗まれていました。タクシーを呼んで、家に帰ったら、財布をタクシーに置き忘れてしまいました。家に帰ったら、妻の「あなたにはうんざり、離婚します。」と書かれた置手紙がありました。それで、ビールに毒を入れて死のうとしたら、あなたがそのビールを飲んでしまいました。」

ネヘミヤは、BC,445年に、エルサレムに総督として赴任しましたが報酬はありませんでした。エルサレムの城壁を再建し始めたら、敵の妨害にあって苦しみました。これはバビロン捕囚から90年後のことで、  

エルサレムの神殿が再建されてから70年後でした。

そして様々な妨害に会いながらも、52日でエルサレムの城壁を修復します。神殿の建設が20年もかかったことを考えると、驚くほどの速さで城壁を完成したことになります。これは神がなした奇跡の業です。

リーダーはあきらめない不屈な精神が必要です。目的達成、完成まで、部下を励まし、働き続けるには、指導者が弱気でいたらどうにもなりません。                        ヒットラーによるドイツの近隣の国々の侵略後、チャーチルは「私は国民の皆さんに、血、労苦、涙、汗、以外に提供できるものはない。…勝利無しには生き延びることはできない。」とイギリスの国民に立ち上がるようにチャレンジしました。 1940年5月13日

問題を解決するには現実の問題を正しく認識することが大切です。ネヘミヤは城壁が崩れ哀れな状況であるの見て、泣き、断食して祈った後に、城壁の状況を調査しました。 城壁を修復するためには周到な準備、妨げを防ぐための極秘の調査が必要とされました。指導者は、事業行動計画を立てるために、正確な情報を得ます。下調べを良くしておくことが成功の秘訣になります。戦いの前には敵の動き、敵の戦力などの情報を得るために、スパイを送り早く情報を手に入れた方が、勝算が強いです。         

太平洋戦争で、日本軍が負けた理由の一つは米軍の情報収集が勝っていたとからだと言われています。 

米軍の暗号解読の方がはるかに優れていました。米軍は徐々に日本軍の動きを予知できるようになりました。

ネヘミヤは城壁を建設中に敵の攻撃を予期して、備えました。工事を続けるためには見張り、戦う兵士たちが必要でした。工事に向いている者、戦いに向いている者に分けました。能力に応じて、自分に合った仕事に集中できる方が、苦手な仕事をいくつも兼ね仕えるように絶対に効率が上がります。分業、責任分担は 組織、企業の成長には欠かせません。組織が効率よく働きを進めていくうえで、責任分担を決め、それぞれのチームワークが必要不可欠です。その日以来、私に仕える若い者の半分は工事を続け、他の半分は、槍や、盾、弓、よろいで身を固めていた。‥‥ネヘミヤ記4:13-18

意地を張らないで、謙虚になり、お互いの優れた点を認め合い、一致協力することが夫婦間、会社、教会などすべての組織が成功する秘訣です。日本軍が第二次世界大戦で負けたもう一つの理由は陸軍と海軍の仲が悪かったからだと言われています。「人間、優れた仕事をするためには、自分一人でやるよりも他人の助けを借りる方が、良いものが出来ると悟った時、その人は偉大なる成長を遂げるのである。」

アンドリュー・カーネギー 一致協力するにはお互いの間、信頼と愛の絆で結ばれることが鍵です。

私たちの信仰、これこそ、世に打ち勝った勝利です。Iヨハネ5:4, しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。エペソ4:16

教会も悪魔の策略に対抗して、祈り、役割分担をして、一致協力して、神、指導者、仲間を信頼し、愛の絆で結ばれ福音宣教に励みましょう。

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